Goddess of Island
沖縄の東方に位置する「久高島」と呼ばれる、かつては女性だけが足を踏み入れる事の許された島に訪れました。琉球王朝でさえもがその島に立ち入る事ができず、本土からその島を拝んだそうです。
その島の中を自転車で一周したり、のんびり寝転がったりしている間に、メキシコ最東部に存在する島「Isla Mujeres, イスラ・ムヘレス」がフッと頭に浮かんできました。
その名の意味は”女性の島”で、月の女神Ixchelの神聖な島ともされています。
久高島と同じように、柔らかく母を思いうかばせる偉大な強さ。
そしてこの2つの島の地図を見て驚いてしまったのは、かたちがよく似ているということ。
両者とも本土の東側に位置する縦長の島。
久高島の最北にある浜で今私が久高島に存在しているという事を考えると同時に、Isla Mujeresでは最南の岬で同じように女神様の偉大さに驚き、お祈りを繰り返していた事を思い出しました。
Isla Mujeresの最南部はちょうどメキシコの最東部で、その岬には今は崩れかけている遺跡が存在します。そこは昔、月の女神様を拝んで儀式などを行っていたところ。
そこでゆっくり目を閉じて岬の崖にぶち当たってははじけ散る波の音を聞いていると、自分の中にあるマイナス思考な部分やわがままな部分に喝を入れられているように感じました。
そして、そんな部分がなくても強く進んでいける自分がいると背中を押してくれているようでした。
女神様に守られているかのように。
久高島の最北部には、女性の子宮のような形をした穴が存在しました。上からその穴に入り生まれ変わった自分が下の穴から出て行くというもの。
私はその穴を通り、下から出た後どんな風に生まれ変わったのか、私がこの島にいること、ここに存在していることをゆっくりと考えてみました。
私はよく悲しみを胸に抱えているお友達やYoginiに、私の背中にあなたの背中をぴったりと合わせてその悲しみを私に捨てなさいと言います。その悲しみを放し、私の体温やあたたかさを受け入れる事でみんな笑顔になってくれるから。
そして私の中にそれは溜まって行くけれども、今回この島で私の中から溜まった憎しみや悲しみを放たせてくれました。どこでもリセットできるわけじゃない。でもここで重荷を降ろさせてくれました。
いつも人は重荷やストレスを背負って生活しています。私自身でもわかってるし、あえて抱えて生きています。
でもそれを降ろさせてくれました。これからまたたくさん背負うでしょう。それでもいいよ。ここでまた降ろせるから。それがわかった気がしました。
愛を持って自分が守られているということ、そして愛を持って自分の周りのものを守るということ。
沖縄の女神様もメキシコの女神様も私に愛を感じさせてくれました。
そして、この2つの島に何か繋がりがあるのではないかと不思議に思うのでした。